新型コロナワクチンに関する「オーストラリア政府日本語サイト」

オーストラリアの「新型コロナワクチンロールアウト戦略」が始まって二週間が過ぎ、8万人以上の人たちがワクチンを接種しました。北米やヨーロッパに比べると、接種を受けた人たちの人数はまだ少ないですが、優先接種グループの1aが段階的に進めば、今月末までには1bのグループへと進む予定です。

先週はファイザー社のワクチンに続き、第二団「アストロゼネカ社」のワクチンが到着しました。そのワクチンが最初に接種されたのが南オーストラリア州、そして西オーストラリア州に運ばれ、明日から接種が始まるそうです。こちらは1回だけの接種で良いこと、保存がファイザー社のワクチンに比べて楽であることを受けて、人口が少ない地域でも接種が受けられるようです。

アストラゼネカのワクチンを製造しているイタリアが、「オーストラリアへのワクチン輸出をブロック」と言うニュースが飛び込んできたのは、最初のワクチン25万人分が到着した翌日でした。「全国で新感染者はゼロ」と言うのが何日も続いているオーストラリアにワクチンを輸出するよりも、「感染者がまだまだ多い欧州連合内を優先するべきだ」という理由からのようです。

メルボルンにあるアストラゼネカの工場で生産が始まれば、他の国からの輸入に合わせて、何とか人数分のワクチンを確保することができるそうですが、これだけ新感染者の人数が少ないと、「ワクチンは不要」と言う意見も多いようです。これからインフルエンザのシーズン、オーストラリアが寒くなるに連れて、新型コロナも感染者が増えるのでしょうか?

感染者が増えれば「州境が閉鎖」され、すぐに州首相がロックダウンを発令します。ということで、新感染者が増えても、去年7月のメルボルンのようなパニックには陥らないと思います。そういう意味で言えば、オーストラリアはニュージーランドと共に、新型コロナに関しては「優等性」と言う訳です。ただし、渡航禁止にされている私たちにとっては「地獄」です。

「ワクチンがいつ受けられるか?」については、政府のホームページを紹介しましたが、あれから一週間が過ぎ、ホームページもどんどん充実されています。先週までは英語のホームページしかありませんでしたが、今は各国の言語でホームページを見ることができます。欧州各国の言語やアジアでは中国語、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、ヒンズー語などは当たり前ですが、何と移民者の少ない「日本語のページ」もありました。

COVID-19ワクチン | Australian Government Department of Health 英語のサイトほど充実していませんが、ワクチンに関する情報について知ることが出来ます。それぞれの製薬会社のワクチンに関する副作用などは、日本のホームページを参考にした方が良いと思いますが、オーストラリア政府のワクチンに関する政策は知っておく方が良いですね。

新型コロナワクチン日本語サイト

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