Governor Phillip Walk その3「農地を求めて探検した先駆者たちの足跡をたどって」

前回「ステッピングストーンクロッシング」まで歩いたときは、満ち潮だったので岩が渡れなかったのと、友人がすでに疲れ果てており、往復5km足らずで終わったハイキングでした。前回行く予定だった「カスケード」までのリベンジと言うことで、リタイヤした友人は誘わずに相棒と歩くことにしました。

Warringah Roadを行きFerguson Stに入って、その突き当りが「ガリガル国立公園」の入り口になります。いろんなところからこの公園に入れるし、ハイキングトラックもたくさんあります。自分の歩ける距離に応じて、ハイキングルートを選ぶと良いでしょう。市内から電車とバスを乗り継いて行けるので、片道コースも可能です。私たちは突然決めたので車で行くことにしました。車で家から1時間、電車とバスなら2時間近くかかります。

Ferguson Stから入ると、最初は大きな舗装された道路、ここに国立公園の事務所があります。そこからCaroll Trackに入りました。以前は工事をするために舗装されていた道路も長い年月の間に崩れ落ち、四駆でも通れないほど大きな穴が開いています。山側は去年の山火事で燃えたのでしょうか?ユーカリの根元が真っ黒に焦げていました。

ガバナーフィリップトラック

どんどん下ってCaroll Creekに到着したら、そのままクリーク沿いに歩いてください。歩き始めて30分足らずでトラックの分岐点に到着します。このままクリークのこちら側を歩けば「Lyerbird Track」へ、私たちはクリークを渡って「Governor Phillip Track」に入りました。

1788年オーストラリア(当時はニューサウスウェールズ))に最初の総督として赴任した彼は、英国から送られてくる食料品では間に合わないので、現地で農地を開墾して、作物を生産する必要がありました。船でシドニー湾のすべての入り江を探検しました。この辺りは入り江が浅瀬になるので、船を進ませることが出来なのでしょう。岸沿いに歩いて探検したルートが「Governor Phillip Track」として残っています。

ミドルハーバーとキャロルクリークが合流したら、ミドルハーバー沿いに上流に向かって歩きます。この国立公園は住宅街に囲まれていますが、200年前と同じ景色が続いています。「パイプライン」が見えてきたら現実に引き戻されました。パイプライン沿いにこちら側にも車が通れそうな道路が続いています。ここから住宅街に戻ることができます。

ミドルハーバーの上流

さらに10分ほど歩くと「ステッピングストーンクロッシング」です。前回と違って引き潮のため、何処でも渡れそうなほど岩が向き出ていました。相棒は「これなら友人も来れるね」と笑っていましたが、もう友人は来ないでしょう。ここまで3kmと地図には書いてありますが、実際は4kmぐらいあると思います。私たちの足で車を降りてから1時間15分かかりました。

「ステッピングストーンクロッシング」を渡って、ゴードンの方に戻るのハイキングルートが「Bungaroo Track」です。1788年4月、フィリップ総督を始め9名の兵士たちは、ここの上流でキャンプしたそうです。その場所を「バンガルー」と呼んでいます。

1920年代この辺りに鉄道を敷く計画もありましたが、地元の人達の反対にあったそうです。昔から地元の人達は、この周辺でブッシュウォーク、ピクニック、そして水泳を楽しんで来ました。いつまでもこの環境を守れるように、1991年国立公園に制定されたのです。

 

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Governor Phillip Walk その2「ステッピングストーンクロッシングで川を渡る」

友人から歩こうと誘われていましたが、急遽午前中だけの仕事が入りました。友人も午後からで良いと言うので、私の仕事先の近くに来てもらい、そこから車で少し走ってやってきたのが「ガリガル国立公園」でした。国立公園の名前を知らず、ミドルハーバーの上流に行こうと言うのが目的でした。しかし地図を見ていたら「ステッピングストーンクロッシング」と言うのを見つけました。名前からすると石を敷いて橋代わりにしているようですね。周辺を見ても人が渡れる橋はないので、ここを渡って反対側に行くようです。

車を停めてハイキングを始めると、ド~ンと目の前に現れたのは「パイプライン」でした。水を運んでいるようですね。何年たっているのか分かりませんが、もうかなり年月が経っているようです。そのすぐ横には、その前に使われていた細いパイプラインの跡を見ることができます。

パイプライントラック

パイプラインを作るときに使われた道路が「パイプライントラック」として残っています。そのまま歩いても良いですが、途中から「バンガルートラック」に入りました。このハイキングルートは地元の人が良く使うようで、脇道がいくつも出来ています。どうか迷わないように一番整備されていそうなトラックを歩いてください。ところどころ木の根や岩が崩れかけている所があるので、足元には注意が必要です。

車を停めた所から「ステッピングストーンクロッシング」まで約2km、30分足らずで到着することができました。ところがその日は満潮だったのでしょうか、岩の一部が水に隠れていました。これでは私は渡ることができません。歩こうと誘った友人も「危険だから、渡らないよ」というので、お昼休憩することにしました。

お昼休憩をしている間に、先ほど満潮のため上流に向かっていた水が、いつの間にか下流に流れています。もうひとりの友人はその間に、水が被っていない上流側にある石を利用して、ステッピングストーンクロッシングに乗り、反対側に渡っていました。私もその友人の後を追って反対側に渡りましたが、すぐに戻ってきました。

ステッピングストーンクロッシング

しばらくすると、水の流れが再び上流に向かっています。今度は水の流れが勢い良く、先ほど渡るのに利用した岩が今にも隠れそうです。友人を大きな声で呼びましたが、すぐには戻ってきませんでした。そしてついにその岩は完全に水没してしまいました。「ステッピングストーンクロッシング」はまだ水没していませんが、こちらから見て1番目の岩と2番目の岩の間が大きく開いています。

私なら靴を脱いで歩くしかありませんが、友人は岩を跳ぶと言うのです。「無理しないで」と声を掛けましたが、残念ながら右足だけ岩から滑り濡れてしまいました。靴下を脱いで絞っていましたが、膝から下ぐらいで何とか助かったようです。そして私たちが出発する頃には、また水は下流に向かって流れていました、あのまま待っていたら、水は引いたのでしょうか?

さて今回「ガバナーフィリップトラック」を歩いて、この「ステッピングストーンクロッシング」まで来てみると、周辺は何処も岩が顔を出していました。これなら子供でさえ渡れます。1番目と2番目の岩の間に、低い岩が顔を出していましたが、その上にあった岩が横にずれていました。この岩があったころは満潮でも渡れたのでしょうね。前回来たときは、塩水だったのに、今日は真水でした。

前回は「ステッピングストーンクロッシング」から少し下流に下り、そこからパイプラインに沿って「パイプライントラック」を戻りました。もしゴードンの方から来るなら、帰りはこのルートを利用してください。道は広いしダラダラと坂を上るには、山道より歩きやすかったです。

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Governor Phillip Walk  その1「ガリガル国立公園って何処にあるの」

シドニーには世界遺産に登録されている「ブルーマウンテン国立公園」や世界で二番目に制定された「ロイヤル国立公園」など、世界的に有名な国立公園もあります。そしてレーンコーブ国立公園やクリンガイチェイス国立公園のように、比較的知名度の高い国立公園もありますが、地元の人しか名前を知らないような国立公園もあります。

シドニー湾周辺は「シドニーハーバー国立公園」として、住宅開発ができないように森林と史跡が保護されています。「世界三大美港のひとつ」と言われているので、その不動産価値は莫大な金額になります。さらに南のボタニー湾周辺やホークスベリー川周辺も国立公園に指定されています。

ワライカワセミに迎えられて

前回ミドルハーバーに掛かるスピットブリッジから、海沿いにマンリーへと続く北側と、モスマンまでの南側のハイキングコースを紹介しました。そのミドルハーバーは、さらに西の方へと続いています。入り江の奥の方では、枝別れたした小さな入江もありますが、一番奥にあるミドルハーバーの上流の方へと行ってみました。

ベルローズ、フォレストビル、キララ、ゴードン、セントアイビスという住宅街は、どの家も大きな森に囲まれています。昔からお屋敷の多い街で、白人のオーストラリア人がたくさん住んでいました。アジアからの移民者が増えた1980年代以降、アジア人、そして中近東の人たちも増え、やや狭いうちやアパートも増えましたが、それでも中産階級以上の人たちが多く住む街です。

これらの街ややや高台にあります。もともと川が流れ入り江が奥まで続ている場所は、道路もないので住宅開発されませんでした。そこまで開発するほど人口もいなかったわけですが、その開発されなかった地域が「国立公園」として保護されることになりました。そのため住宅街のすぐ裏、ショッピング街や郊外のオフィス街からも、車や歩いて簡単に行けそうな距離にあります。

ステッピングストーン渡れるかな?

1991年に制定されたガリガル国立公園は、住宅街に囲まれたミドルハーバーの上流にあります。以前から気になっていたのですが、やっとそこに足を踏み入れることにしました。国立公園内には30以上のハイキングトレイルがあります。その中でも一番有名なのが「ガバナーフィリップトイレル」です。英国から最初の移民団(島流しの囚人が殆どですが、、、)と一緒に赴任した、オーストラリア最初の総督の名前が取られています。

オーストラリアに移民した英国人たちにとって、住居となる街づくりも大事でしたが、やはり食料となる農作物を育てることのできる土地を探すのが一番重要でした。シドニー湾のすべての入り江を遡って、豊かな土地を探していったのです。もちろん道路なんてありませんから、入り江に注ぐクリーク(小さなさわ)沿いに探し歩いたことでしょう。今はその頃の面影は見られませんが、少しだけタイムスリップしてみたいと思います。

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Bundeena to Marley Head Walk その4「コーストトラックを踏破するには」

今回バンディーナのフェリー乗り場かからマーレイヘッド、そしてジボンビーチ経由でフェリー乗り場に戻ると言うルート約14kmを歩きました。お天気にも恵まれ、野生植物がたくさん咲いていたので気持ちよかったです。ラッキーな時はクジラを見ることも可能です。ロイヤル国立公園で一番人気のあるハイキングコース「コーストトラック」の一部を歩きました。

コーストトラックは約28km(説明サイトにより異なります)、私たちのようにクノヌラからフェリーで渡り、バンディーナから始める「北からのルート」と、電車でオトフォードまで行き歩き始める「南からのルート」があります。どちらからアプローチしても良いのですが、それぞれ長所と短所があるようです。

コーストトラック

片道約28kmですから、若くて足に自信があれば一日で歩けるコースです。実際歩いた日に踏破した若者を見ました。国立公園のサイトを見ると、「ノースエラキャンプ場で1泊して、2日間で歩く」のを薦めています。その方がゆっくりと周りの景色を楽しみながら歩けます。しかし私のようにテントや食料を入れて「思い荷物」を持って歩くのが苦手な人もいるはずです。1日で歩く自信はない。重い荷物を運ぶのは嫌だと言う人のために、2日間で歩くための手段を見つけました。

このコーストトラックには途中何か所か、車が入ってこれる道路と接触している所があります。もしそこで友達かタクシーにピックアップしてもらえば、キャンプすることなく、2日間でコーストトラックを踏破することができます。グーグルマップを見て距離を確認してから、何処でピックアップしてもらうのか決めると良いですね。

海沿いの開けた所なら携帯も通じます。Uberなどの民間ピックアップサービスもありますので、これを利用することもできます。コーストトラックの2日目は同じところから踏破するか、ルートを反対側からアクセスして、終わる所を同じところにしても良いですね。いずれにしても2~3人いればタクシー代も安くなります。

お父さんいつまで歩けるかな?

しかしひとりで歩くと言う方もいるでしょう。そんな方には「パークコネクション」という強い見方があります。何とロイヤル国立公園にシャトルバスを運行しているのです。サザーランド駅とバンディーナのフェリー乗り場が出発地点になっていますが、コーストトラックのいくつかの地点に立ち寄ります。

パークコネクションのサイトでは、ロイヤル国立公園内のハイキングコースと所要時間を案内しています。それを参考にして自分にあったハイキングコースを見つけてください。1日券が15ドルで、1日何度も使うことができます。または片道だけ利用して、あとはフェリー、電車、または自分の車を利用するということもできます。

これならコーストトラック28kmを1日で踏破できない人も、2日間に掛けて踏破するか?また私のように一部歩いたことのある人は、途中から始めることも可能です。そしていつかこのコーストトラックを踏破してください。

 

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まるで「陸の孤島」だったキャンベラ@ACT

オーストラリアの首都は「キャンベラ」と殆どの人は知っているはずですが、では「何処にあるか?」という質問に対して答えられる人は少ないでしょうね。海外に人に聞いたら「キャンベラ」さえ知らない人もいるでしょう。ましてやキャンベラのあるACT(オーストラリア首都特別地域)が、ニューサウスウェールズ州に囲まれているなんて、想像できない人もおおいはずです。

ACTは現在ビクトリア州を除いて、オーストラリア全部の国民に対して「越境」を認めています。しかしACTに入州すると、「14日間の自主隔離」が義務付けられていました。またキャンベラ市民が訪問した州でも、同じように「14日間の自主隔離」が義務付けられていました。しかし昨日から南オーストラリア州は、「自主隔離なし」で、ビクトリア州以外からの越境を認めました。

キャンベラ市民は海が待ち遠しい

そして今日からクイーンズランド州も、ACTの市民に対して「自主隔離なし」の越境を許可しました。しかし越境できる手段は「飛行機のみ許可」です。残念ながらドライブして陸路で越境することはできません。というのはACTからクイーンズランド州に行くには、どうしてもニューサウスウェールズ州を通過しなければなりません。地方での感染者は殆どいませんが、まだ越境が認められていないのです。

そのクイーンズランド州首相も、各方面からの圧力がかなりあるようで、頑固に「まだオープンしない」と言っていた州境を、緩和する方向へと考えているようです。まずクイーンズランド州に近い州境市民の越境を許可、さらにシドニー首都圏以外のニューサウスウェールズ州市民に対して、徐々に州境をオープンする予定です。そしてこのままコロナの新感染者数が減少し続ければ、シドニー市民も越境できると思います。

スクーツはアウトバンドのみ再開@ゴールドコースト空港

いつになるか待ち遠しいのはシドニー市民ではなく、観光業で生活しているゴールドコーストやケアンズなどの人たちかもしれません。ビクトリア州からの観光客が望めない現時点では、シドニーからの観光客に期待がかかります。これから雨期に入るので「旅行シーズン」とは言えませんが、、、。しかしキャンベラには海がありません。海を求めてシドニーの南の方に別荘を持っている人が多いですが、何せキャンベラに戻ると「14日間の自主隔離」が待っています。海のないキャンベラで「陸の孤島」のような生活を余儀なくされていました。

そしてついに、クイーンズランド州から「ゴーサイン」が出ました。今日からカンタス航空がキャンベラ~ゴールドコースト間の運行数を増便しました。ちょうどACTもスクールホリデーにはいりますが、「海のないキャンベラ市民」にとって、クイーンズランド州は憧れのリゾート地、やっと自由に休暇を楽しむことができます。私たちニューサウスウェールズ州市民も、その日が来るのを待つことにしましょう。まだビクトリア州市民よりも恵まれているのですから。

 

 

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シドニーからアデレードへ「片道500ドル」

今日からシドニーがあるニューサウスウェールズ州から、アデレードのある南オーストラリア州への旅行が可能になりました。昨日までは越境すれば14日間の「自主隔離」が義務付けられていましたが、今日からはコロナ感染テストも必要ありません。「クリスマスまで州境は閉鎖か?」と言われていましたが、やっと私たちにも、他の州へ遊びに行くことができます。

南オーストラリア州は、すでにACT(キャンベラ)、ノーザンテリトリー、タスマニア、西オーストラリア、そしてクイーンズランドの各州民に対しては越境を許可しています。一度はオープンしたビクトリア州との州境でしたが、7月にメルボルン周辺で感染者数が700名を突破するとすぐに閉鎖、それに追い打ちをかけるように感染拡大を恐れて、ニューサウスウェールズ州との州境も閉鎖しました。

welcome to Adelaide

 

 

しかしニューサウスウェールズ州の新感染者数が、ずっと10人以下という低人数を受けて、南オーストラリア州首相が「州境オープンの許可」を発表しました。三月にオーストラリアのロックダウンが発表されてすでに半年、さらにビクトリア州のロックダウンから三か月、やっと「ロックダウン、州境閉鎖」という重いベールが剥がれて、少しだけ気楽な気分になれそうです。

来週から春休みのニューサウスウェールズ州、春らしい陽気になり「お出かけ気分」になれそうです。これを受けてカンタス航空は、シドニー~アデレード間のフライトを運行開始、しかし最初は一日3便のみです。でお値段はと言うと、日時や時間によっても異なりますが、平均しても片道500ドル前後します。

シドニー~アデレード間の航空券

私のような貧乏旅行者にとっては「500ドル!!」顎が外れそうな値段です。去年だったらこの値段でLCCのスクーツでアテネに飛んだり、ジェットスターでハワイや日本に行くことができました。今は国内旅行でこんな料金ですか?私が初めてオーストラリアに来た1980年代を思い出しました。しかし14日間の自主隔離が必要ないので、それを考えたら安いかもしれません。それにずっと会えなかった家族の人たちにとって、この500ドルは安く感じるかもしれませんよね。クリスマスまで待たなくても会えるのです。

あと半年ぐらいしたら、オーストラリアからの渡航も解禁になるかと思いますが、その時日本までいくらで飛べるのでしょうか?そして座席はどうなるのか?マスクは義務付けられるのか?コロナはこれから旅行方法を、完全に変えてしまったのでしょうか?

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Bundeena to Marley Head Walk  その3「ジボントラックは砂道です」

バンディーナのフェリー乗り場から歩き始めて約1時間15分ほどで、今日の目的地マーリーヘッドに到着しました。そこで約30分ランチ休憩を取ると、同じ道を引き返すことにしました。前方にマーリービーチとラグーンが見えますが、往復1時間は掛かると思います。時間よりもビーチまで行って戻ってくるときの「登り」が嫌になります。

同じ道を戻りますが、絶壁の上の眺めが良いので気になりません。きれいに咲いた野生植物を見ながら歩くのは気持ちが良いです。特にその日はお天気も良く海風が吹いていも、寒さを感じませんでした。あと10kmぐらいなら、コーストトラックを完歩したいけど、あと20km以上あるとなると、ちょっと歩く自信はありません。

コーストトラックの入り口まで戻ってくると、フェリー乗り場まで2kmのサインがありました。しかし住宅街をまた歩くのはつまらないので、今朝行かなかった「ジボントラック」に挑戦します。ここからシェリービーチ経由でジボンヘッドまで約4kmあります。さてこのトイレル歩き始めて嫌になりました。

砂地のトイレルは歩きにくい

というのはトイレルが砂地なのです。コーストトラックのようにパネルが敷かれていないので、足元が取られて歩きにくいです。私はハイキングブーツだったので砂はあまり入りませんでしたが、普通のスニーカーならすぐに砂が入ります。最初の部分は結構な下りでしたが、もし朝このコースを歩いていたら、砂地の上に上り坂というだけで嫌になりますよ。

フェリーの中で会った年配者たちは、こちらの方に向かっていましたが、誰ともコーストトラックでは会いませんでした。フェリー乗り場からジボンヘッド経由でコーストトラックの入り口まで6km近くあります。これだけで嫌になって帰った人も多いかもしれません。住宅街を歩いてコーストトラックの入り口まで行ったのが正解でした。

ジボントラックは砂地を抜けると歩きやすくなります。シェリービーチまで来ましたが、ボンヘッドに行きそこからフェリー乗り場に行くと、フェリーの出発時間ギリギリになります。あと1時間待つよりややショートカットして、ジボンビーチに向かいました。ビーチと言ってもいるのは数人だけ、そしてヨットが2隻係留していました。何とのんびりしているのでしょうね。ジボンビーチを過ぎると、後は住宅街のなかを歩きます。海を右側に見ながら歩けば迷わないでしょう。

人が殆どいないジボンビーチ

フェリー乗り場に到着したのが出発の15分前でした。まだフェリーは来ていませんでしたが、60人しか乗れませんからね。結局フェリーが到着する頃には30人以上並んでいましたね。電車と違い1時間に1本ですから、フェリー乗り場までの距離、自分のある速度などを頭に入れて置く必要があります。

もちろん時間的に余裕を持っておく必要があります。最初は午後4時のフェリーを予定していましたが、結局午後3時のフェリーに乗れました。それでも列車に乗ったのは午後4時ごろ、そこから家まで1時間は掛かります。ハイキングするときは、家まで帰る時間も計算に入れて置くと良いです。若いころと違い無理はしないで、楽しみながら歩きたいです。

今回の走行距離は、往路フェリー乗り場からMarley Headまで約6km、帰路はトイレルの入り口まで4km、そこからシェリービーチ経由でフェリー乗り場までが約4.5kmということで、今回も最低14kmは歩いたようです。コーストトラックは28km、もう1回同じ道を歩かないと行けないのですね。今は体力に自信ありません。

 

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Bundeena to Marley Head Walk  その2「コーストトラックを歩いてみた」

クノヌラから10:30発のフェリーに乗った私たちは、30分足らずでバンディーナに到着しました。バンディーナとは先住民の言葉で「雷のような騒音」という意味があります。人口2000人足らずの小さな街ですが、私が初めてやってきた90年代に比べると、家がかなり増えているような気がします。クノヌラの学校に通う生徒はフェリーで行きますが、車で通勤する人が多いようです。近くの駅まで車で30分、そこから電車に乗り換える人もいるでしょう。

フェリーを降りると近くの公園にトイレがあります。その周辺に「Coatal Walk」というサインがありました。それに従って住宅街の中を歩きました。フェリーから降りた人の中には、ちょっとお出かけ組も多かったです。近くにあるバンディーナコミュニティークラブでランチを食べて帰る人もいました。

本格的にハイキングを楽しむ人たちは少ないようですが、ほとんどの人が海沿いに歩いていました。コーストウォークはジボンビーチを通って行くコースもありますが、もし最初にそのコースを通っていたら、このハイキングが嫌になっていたでしょう。私たちはまず、住宅街の外れにあるトイレルの入り口を目指しました。そこまで約1.5kmです。

整備されたコーストトラックの遊歩道

トイレルの入り口には簡易トイレと水飲みがあります。ここを過ぎるとトイレは自然の中、そして水飲み場はありませんので、給水しておくことをお薦めします。ここまで車で来ることができます。若い人たちは自分の車で来て、あまり準備もせずに歩いている人たちが多かったです。

コーストトラック、最初は山火事の時消防車が入ってこれるような、かなり広い道路を歩きます。そして海の音が聞こえ始めると本格的な遊歩道なります。この遊歩道にはパネルが敷いてあり、雨が降っているときは靴がぬれないように、そして野生の植物たちも傷めないようになっています。これを敷くのも大変だったでしょうが、とっても歩きやすい遊歩でした。

私の友人たちが20数年前に来たときは、こんなパネルはなかったそうで、断崖絶壁の砂岩の上を歩いたそうです。もし遊歩道がないと、ハイカーは好きな所を歩きます。そうやって踏みつけられた所に、野生の植物が再生するのは難しいです。今は遊歩道があるので大丈夫ですね。それでも脇道にそれた跡を見つけることができます。

ランチした場所からの眺め

バンディーナから来て一番人気があるのが「Wedding Cake Rock」です。ここまでトイレルの入り口から3.75kmあります。海上25mの所に突き出た岩は、白い砂岩で出来ています。本当に真っ白な岩です、ウェディングケーキに似ているかしら?と思いますが、名前を付けた人のイマジネーションなのでしょうね。

怖いもの知らずの人たちがそこに行き、岩から落ちて救助されたこともあります。たくさんの人たちが来るようになり、いつ崩れるか分からないので,2015年にフェンスで囲まれて行けなくなりました。それでもフェンスの反対側から入り込もうと挑戦する人もいるようですね。最近はそちらもフェンスで囲ってあります。

ウェディングケーキロックから500m行ったところが、本日の目的地「Marley Head 」です。トイレルの入り口から1時間足らずでここまで来ました。フェリーを降りてから約6kmですね。すでに3組以上の人たちがランチをしていました。私たちも邪魔にならない所でランチにします。今日もおにぎりランチです。友人の分も作ってきて、3人で仲良く食べました。

前方にはラグーンやビーチがあります。人が歩いているのも見えますが、今日はこれぐらいにしておきましょう。同じ道を引き換えさえなければなりません。いつかはきっとこのコーストトラックを制覇したいですが、それまでに体力をつけておかないとですね。

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Bundeena to Marley Head Walk その1「クノヌラからフェリーに乗って」

シドニー湾は世界三大美港のひとつと言われています。ガイドの頃、週に何度もクルーズに乗船していましたが、一度も飽きたことはありません。すでに紹介したように、シドニー湾はメインハーバー(ポートジャクソン)、ミドルハーバーとノースハーバー(マンリー湾)に分かれていますが、何処を湾沿いに歩いていも、素晴らし眺めを楽しむことが出来ます。

シドニーにはそれ以外にも素晴らしい湾があります。北にはホークスベリー川が注ぐ「ブロークン湾」、そして空港に南にあるのが「ボタニー湾」です。それほど大きくはないのですが、さらに南に「ポートハッキング」があります。ここにもキャプテンクックは入ってきたと思いますが、真水が流れる大きな川がなかったので、さらに良港を目指して探索しました。

しかしポートハッキングの南側には、「ロイヤル国立公園」が広がっています。観光客も訪れないような知名度が低い国立公園ですが、イエローストーンに続いて、「世界で二番目に制定された国立公園」です。1954年、エリザベス2世女王はオーストラリアを訪問、その際にこの国立公園を観光、翌年に「ロイヤル国立公園」と命名されました。

古い雰囲気が残るクノヌラ駅

車があると簡単にアクセスできるロイヤル国立公園も、バスや電車となるとアクセスが限られます。電車は国立公園の中を走っていますが、住宅街のある所だけ駅があります。そこからいくつかハイキングトイレルもありますが、この国立公園の醍醐味は「海岸線沿いに続き絶壁」です。

その海岸線沿いの絶壁を臨むコースが「Coastal Walk」全長約30kmのコースですから、今の所一日で歩く自信はありません。二日でするようにと薦められていますが、若い人や足に自信のある人は「一日で歩けるコース」です。それまで鍛えたいと思いますが、今回は友人の歩きの付き添いということで、片道4kmのマーリーヘッドまで行って見ることにしました。

まず市内からクノヌラ行きの電車に乗ります。セントラルから約50分でクノヌラに到着します。30分に1本ですので注意して下さい。早めに到着しても、駅前にはカフェや公園があってゆっくりと過ごすことができます。

駅から出たら道路沿いに左の方に進んで下さい。少し下ると線路の下を通るトンネルがあります。ここをくぐってお店と反対側にある海の方へと出ます。そして歩いて5分もしない所にフェリー乗り場があります。「Ferry」というサインが駅を出るとあるので、そのサインを見ながら歩きましょう。

クノヌラフェリーはプライベートフェリーなので「オパールカード」は使用できません。現金またはカード払いになります。私たちは往復チケットを購入しましたが「カード払い」のみでした。特に往復の割引はありません。また船の中で乗務員がチケット販売するので、時間に終われることはないですね。

どっちが年上ですか

フェリーの時刻表は曜日やシーズンによって異なります。フェリーの時刻表 をクリックして確認してください。なお1時間に1本、20分前に到着する電車でも余裕で乗船できました。現在コロナ感染防止のため、乗員が60名と制限されています。通勤や通学で利用する人も多いですが、反対方向なので問題ないと思います。

フェリーは何隻もありましたが、ピーク時以外は同じ船が往復しています。どれも木造船のようで、すでに造船してから80年以上すぎているそうです。そのノスタルジックは船に乗って約25分ぐらいで、反対側にあるバンディーナに到着しました。ただの船着き場だけですが、海沿いにはカフェが一軒、あとは大きな民家が並んでいます。

クノヌラに買い出しに来ていた乗客がいたので、ここにはお店はないのでしょうね。ここまで道路が通じていますが、国立公園の中を走ってくるとかなり遠回りになります。だから地元の人達は「フェリーに乗って買い出し」を楽しんでいるのかもしれません。バンディーナに住んでいる人たちにとって、このフェリーが大事な足になっています。

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メルボルンから抜け出したら「5000ドルの罰金」

昨日のビクトリア州のコロナウィルス感染者はわずか28名、7月始めは700名以上の感染者がいたのを見ると、ロックダウンの効果があったようですね。28名は過去三か月で一番少ない感染者数となっています。このまま数が減少続けることを願っています。現在、6月中旬からの感染者拡大につながった「ホテル隔離に関する」聞き取り調査委員会が開かれています。何処に問題があったのか把握しておかないと、次に感染が流行した時、同じ失敗を繰り返してしまいます。

しかし一般市民が関心あるのは、10月から減給されるJobkeeper(雇用保障お手当)で暮らしていけるのか?クリスマスまでには州境がオープンするのか?これから先経済はどうなるのか?と言った切羽詰まった問題ばかりです。まだ私のように雇われの身なら良いですが、ビジネスオーナーとしては、いつまでもロックダウンが続くと、経営が圧迫して「自己破産」もあり得ます。

現在最も厳しいロックダウンの状態にあるビクトリア州も、感染者が減少にする連れて少しずつ緩和されています。感染者が集中しているのは都会のメルボルンのみ、地方では殆ど感染者が出ていません。そこで今日からレストランの営業再開など、地方でのロックダウンはかなり緩和されました。ニュースでは「これで何とか立ち直って欲しい」とカフェのオーナーの談話が報じられましたが、本当に大変な状態でした。テイクアウトオンリーで経営を続けてきましたが、支出はあるので収入は殆どないのかもしれません。完全に立ち直るにはまだ程遠いでしょうが、春になって取り敢えず明るい話題です。

リングオブスティール

しかしメルボルンニアン(メルボルン市民)にとっては、あまり嬉しいニュースばかりではありません。「感染者が多い東京都から地方に行かないで!」と同じく、「メルボルン市民が地方へ行かないようにするための対策」が発表されました。メルボルンから地方に続く道路には、警察による厳しい検問所が敷かれ、遠出しないようにすべての車両をチェックしています。これを「Ring of Steel(鋼のリング)」と呼ぶそうです。

もし特別の許可を得ないで、メルボルニアンが地方にいた場合、何と「5000ドルの罰金」です。これは閉鎖されている州境を越境するより厳しい罰金ですね。多分コロナに関するいろいろな罰金の中でも、一番高額かもしれません。州首相に特別な権限が与えられているので、ロックダウンを緩和するかどうかは「州首相」によって決められます。

メルボルン市内

メルボルン首都圏は9月13日11:59pmより、1)午後9時から午前5時までの「夜間外出禁止」(外出には要許可書)、2)2時間までの外出許可、運動同伴や友人に会うのはひとりまで、3)一人暮らしや片親の人は、家のなかで誰かと会うことができる、4)外出できるのは、仕事、買い物、運動や病院などの用件のみ、、、それにまだビクトリア州民は「全員マスク強制です」こんな条件を聞いただけで嫌になりますが、これを破ったらいろいろな罰金が待っています。

今日も好きな時に買い物に行き、好きな時に運動している私。マスクは電車やお店に入るときのみしています。でも半分ぐらいの人はマスクしていません。渡航禁止で鬱になりそう何て言っていられませんね。メルボルン市民に自由が来るのはいつの日でしょうか?

 

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