マスターシェフオーストラリア2016、優勝は『エレーナダッグガン』

私の好きな番組のひとつに『マスターシェフオーストラリア』があります。タレント発掘、家のリノベーションなど、オーストラリアにはたくさんのリアリティーTV番組がありますが、もう何シリーズも放送されているのに、こんなに視聴者に人気があって、飽きさせない番組は他にないかもしれません。

何千人という応募者の中から選ばれた24人の素人が、毎週調理に挑戦して勝ち抜いていく番組です。ある時は自分の得意料理に挑戦したり、ある時は食材が決められ、その食材を使い、ユニークかつオリジナリティーのあるメニューを考案しなければなりません。そしてある時は、10本の指に入るような世界的なトップシェフのメニューを再現しなければなりません。

マスターシェフオーストラリア2016

マスターシェフオーストラリア2016

その課題はプロのシェフでも、匙を投げ出してしまいそうなほど高いです。プレッシャーに耐えて勝ち抜いてきたファイナリストは、数十年基本から学んできたプロのシェフでも負けるくらいのパッションがあります。今年のファイナリストは、32歳の先生エレーナとコーヒーロースターのマットでした。

ファイナルは第3ラウンドまであり、第1ラウンドは前菜、第2ラウンドはメイン。オーストラリア国内各地から、この番組のために取り寄せられた特別の食材を使って、創作料理をつくらなければなりませんでした。第1ラウンドはマットが3ポイント多く得点しましたが、第2ラウンドは二人とも30点満点というパーフェクトな得点で会場をわかしました。

第3ラウンドはデザート。それも普通のデザートではありません。ミシェランハット3に選ばれた『ファットダック』のオーナーシェフ、そして2005年には世界トップシェフ50人の第1位に選ばれた『ヘストン・ブルーメンソール』のオリジナルデザートをコピーしなければなりません。

ファットダックの有名なデザート

ファットダックの有名なデザート

彼の番組を見たことがありますが、彼の料理は奇抜というか、調理の科学者とも呼ばれています。そのデザートは『Verjus in Egg(未熟なたまご)』巣の上に置かれた未熟なたまごを真似しなければなりません。その料理のステップが100段階。もちろんふたりとも初挑戦、レシピを見ながら作るのですから大変な作業です。

マットはパンナコッタでちょっと手こずりましたが、美味しいデザートを作りました。審査員の評価も良かったのですが、たまごをくっつけることを忘れてしまい、プレゼンテーションでポイントが低くなりました。エレーナも途中で挫けそうになりましたが、落ち着いてプロのデザートに近い物を完成さえ、マットよりも4ポイント多く得点しました。

最終的にエレーナの逆転勝ち。2016年のマスターシェフオーストラリアの栄冠に輝きました。彼女は学校をやめて、優勝金(25万ドル)を資金にカフェをオープンする予定だそうです。マットも4万ドルの賞金を得て、これをもとにフードトラックを起こすことにしました。二人は年齢は違いますが、出身地が近いということで、最初からお互いに励まし合ってきました。これからの二人の成功を願っています。

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