世の中ショックが多すぎて!!

アメリカの警察による黒人男性殺害事件と、その報復として5人の警察官がダラスで射撃されただけでも、アメリカに住んだことのある市民としてはショックを受けましたが、そんなショックが吹き飛ばされるような事件が続いています。

昨年11月のパリテロ事件でもたくさんの方々が亡くなりましたが、フランスにとって一番大切な日、7月14日のパリ祭『フランス建国記念日』に、今度はニースで、花火の見物客の中にトラックが突っ込み、84名の方々が射殺され、202名が負傷(そのうち52名が重体)しました。

この離れたオーストラリアからもたくさんのジャーナリストがフランスに飛び、ニースから毎日生中継で報道を繰り返しています。去年のパリのテロ事件と違うのはたったひとりの男性がやりましたが、その背景にはトラックを運転した元妻などたくさんの支援者がいるようです。

それと同じ頃、日本人旅行者がたくさん訪問するトルコで『クーデター発生』、トルコの政権交代かと思われましたが、政府と政府軍により、反乱軍の勢力を鎮圧、政権を取り戻し沈静化したようです。クーデターに参加した兵士たちは逮捕されましたが、一部の兵士は『市民を守るために出動するように要請された』と、クーデターと知らないで、軍首脳部の命令に従ったことを伝えています。

この事件ではニース以上の死傷者がでました。しかしニースのようにたくさん報道されないのが不思議ですね。『テロ事件』というのは、一般市民を対象にすれば世界が注目しニュースの対象になりますが、政府が対象だとたくさんのその国の市民が殺害されてもニュースにならないのでしょうか?

今年の3月の熊本地震は私にとっては地元、被害の大きさにショックを受けました。それから何度ショックを受けるよな大事件が、世界中で発生しているのでしょうか?海外で報道されなくても、世の中事件が発生しすぎて麻痺してしまいそうです。映画の一シーンように見えてきます。

映画はフィクションですから、出演者もみんな生きています。また次の映画に出演すれば、他の演技ができます。あのシーンはとインタビューで簡単に語ることもできますが、、、。このような事件で死傷した方々の家族や友人たちは、その事件から立ち直るのに時間がかかります。一生心に重い傷を覆うことになるでしょう。こんな私でさえショックが多すぎて、何だか頭が混乱しそうです。

死傷者に捧げられたキャンドルby SMH

死傷者に捧げられたキャンドルby SMH

カテゴリー: オーストラリア タグ: パーマリンク

コメントを残す