オリンピックを欠場するオーストラリアの金メダリストたち

リオデジャネイロオリンピックが、あと5週間ほどで開幕します。ビーチバレーボールが開催されるビーチでは遺体が見つかったり、オリンピック選手が昼間強盗に襲われたり、ジカ熱の流行で医師団が開催地変更を希望したり、さらにはドーピングでロシアが陸上選手が出場禁止になったりと、開幕前から話題の多いオリンピックになっています。(東京オリンピックもかなり話題の多いオリンピックになっていますが、、、)

オーストラルアは20種目に429名の選手団を送る予定です。ロシアの陸上競技選手が出場できないので、メダルの受賞数上位5に割り込むことを目論んでいます。ロンドンオリンピックでは国別メダル受賞で、金メダル7、銀メダル16、銅メダル12を受賞して、上位10番目になりました。金メダル7は日本と同じ数ですが、金メダル候補者のうち3選手が、リオデジャネイロオリンピックに出場しないことが確実になりました。

ジカ熱の大流行でオリンピック辞退を発表した選手が何人もいます。特に112年ぶりに正式種目に復帰したゴルフは、国を代表してオリンピックに出場したいと思う選手も多いようですが、辞退する選手が続出しています。そのうちのひとりが世界ランキング1位のジェイソン・ディは、『ただひとつの理由は、ジカウイルスが伝染することで、(今後)妻が妊娠した際に、新しい家族に潜在的なリスクがあるため』と声明を発表しました。

ロンドン大会女子100mハードルで金メダルに輝いたサリー・ピアソンは、練習中にハムストリングを痛め、オリンピック出場が危ぶまれていましたが、正式に欠場することを発表しました。インタビューで『あと5週間あるので、治せるのではないか?』と質問されると、『無理して出場することも可能だけど、それによって選手生命を終わらせたくない。2年後のコモンウェルスゲームにも出場したいから、、、』と答えていました。

転倒で手首の骨を折り、1年近く現役を遠ざかっていたサリー・ピアソンは、6月にレースに復帰したばかりでした。選考会に出場しなかったものの、過去の成績と彼女のトレーニングを見て代表に選ばれていましたが、今回の負傷で完全に夢は断たれました。無理をすればもっと大きな怪我をして、一生の立ち直れないかもしれません。どこで線を引くか選手にとっては決断が必要です。

二人の選手は自分がその決断を下しましたが、所属団体から『オリンピック出場に値しない』と判断されたのが、射撃選手のマイケル・ダイヤモンドです。彼は1992年から2012年まで6回連続オリンピック出場しました。1996年のアトランタと2000年のシドニーでは、シングルトラップで金メンダルを獲得していて、オーストラリアを代表するオリンピアンです。

今回もオリンピック出場がほぼ確定していましたが、5月下旬飲酒運転と拳銃取り扱い違反で逮捕されました。オーストラリアではアルコール度数が0.05%以下なら飲酒運転も法律で認められていますが、彼はテストの結果アルコール度数が3倍以上の0.159でした。運転免許と拳銃所持の免許の取り消しの勧告書を渡されました。

最終的に法廷で判決が下されますが、オーストラリア拳銃協会は、選手として規範に反したので、オリンピック代表に推薦しないことに決めました。オーストラリアオリンピック委員会からも代表に選考しないと言われたようですが、リオデジャネイロへの夢は遮断されました。

小さい時から練習をかさね、トップ選手を目指します。それでも夢が叶うのはほんの一握りの人たちだけ。オリンピックの代表選手になることは、それだけでも夢の夢ですが、いろんな形でその夢が閉ざされます。出場する選手のなかには私の知人もいます。どんな成績を残してくれるか、楽しみにしたいと思います。

女子100mハードル金メダリストサリーピアソン

女子100mハードル金メダリストサリーピアソン

 

広告
カテゴリー: オーストラリア タグ: パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中