アメリカンフットボールの夢を追いかけたジャリード・ヘイン@SF49ers

自分の夢を追いかける人はたくさんいますが、地位と名誉とお金まで捨てて、その夢を追い求める人は少ないです。ましてや他の国で、一からスタートするのは難しいのですから。オーストラリアのナショナルラグビーリーグ(NRL)、パラマッタイールズで活躍していたジャリード・ヘイン選手は、ついにアメリカンフットボール、サンフランシスコ49ers(フォーティナイナーズ)、今季ロスター(メンバー)の53番目の選手に選ばれました。

シドニーで生まれたヘイン選手は、父はフィージー生まれですが、プロのラグビー選手としてオーストラリアで活躍していました。しかし小さい頃は母親に育てられ、貧しい生活だったようです。6歳から少年リーグでラグビーを始め、高校はスポーツ特待学校に進みますが、プロとして活躍するために卒業前に中退します。

18歳でパラマッタイールズにスカウトされると、その年から活躍して、Dally Mの新人賞(ルーキー)に選ばれ、カンガルーズ(NRLオーストラリア代表チーム)のメンバーになりました。彼の活躍はその後も続き、毎年Prime Minister’s XIII、ステートオブオリジンのNSWチーム、カンガルーズ、NRLオーススターズの代表メンバーに選ばれました。

Paramatta Eels by SMH

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ヘイン選手がどんどん活躍すると、ラグビーリーグの他のチームからの誘いだけでなく、オーストラリアンフットボール(AFL)からも誘いがありました。しかし彼はアメリカンフットボールをプレイしたかったようです。2011年、将来はナショナルフットボールリーグ(NFL)で活躍する夢を追って、カレッジフットボールに挑戦します。しかし高校を中退したために、その資格がないとわかり、その夢ははかなく消えました。

2013年にはラグビー選手として活躍しながらも、UTS(シドニー工科大学)のアメリカフットボールチームと一緒に数回練習をしました。2014年6月、彼がプレイしている録画を見たNFLのレジー・ブッシュ選手(当時デトロイトライオンズ、現在49ers)が、『彼がラグビーをプレイしている姿は、NFLのランニングバックとよく似ている。明日からだってプロとして通じるよ』とコメントを残しました。

San Francisco 49ers by SMH

San Francisco 49ers by SMH

2014年10月、ヘインズ選手はパラマッタイールズと5年契約にサインしました。契約料は年間約1億3000万円以上で、ラグビーリーグ史上『最高金額』でした。人気絶頂、給料も破格というのに、彼は自分の夢をつらぬくために、今年になって渡米します。3月SF49ersは彼とドラフトなしの3年契約を結びました。契約料は3年で約1億3000万以上、最初の年にメンバーに選ばれなくても、最低約1100万円は保証するというものでした。

私たちにすれば1100万円でも高額ですが、オーストラリアの平均年収の2倍もありません。アメリカに行って生活する費用も考えれば、たいして残らないかもしれません。アメリカとオーストラリアを往復する交通費だって自己負担ですからね。オーストラリアでラグビー選手として活躍すれば、その10倍は貰えるのですから、、、。

8月15日、対ヒューストンテキサンズとの試合で、プレシーズンデビューを果たしました。ヘイン選手の活躍はアメリカでもメディアで紹介され、知名度もかなり上がりました。彼の背番号『38』のユニフォームを買う求める人も多いそうです。そして9月5日、ついに今季ロースターの53番目のリストに選ばれました。

オーストラリアのスポーツ番組で、アメリカンフットボールが紹介されることは少なかったけど、これからは放送される機会も増えるでしょうね。日本でメジャーリーグで活躍する野球選手のことが放送されるのと一緒ですね。もしNFLの試合を見る機会があれば、是非SF49ersのヘイン選手の応援よろしくお願いします。

 

 

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