『アンドリュー・チャン』の葬式に思うこと

4月29日に死刑にされた『アンドリュー・チャン』の葬式が、本日バルカムヒルズにあるヒルソング教会で行われ、1500名以上の人たちが列席したそうです。

麻薬密輸を企て逮捕され、死刑と判決されてから10年近く刑務所で過ごしてきました。この間私たちが知っていることと言えば、『密輸の主犯』『死刑判決』『いつ刑が執行されるのか?』そんな話題ばかりでした。そのために『犯罪人』という目でしか見ることがありませんでした。

この1〜2年、『死刑執行の日』話題になるたびに、彼が刑に服しながら更生している様子が少しづつ伝えられるようになりました。これは『死刑を禁止しているオーストラリア』として、インドネシアに『死刑執行停止』してもらうためのプロパガンダにも見えました。

洗礼を受けたアンドリューは、もし出獄する機会があれば、『このように生きる』と心に決め、服役している仲間たちにもいろいろと教えていたそうです。彼のためにどれだけの人たちが影響を受けたかわかりませんが、葬式に列席した人数をみればわかるような気がします。

列席した人たちにとって、『アンドリューチャン』は、『死刑囚』として思い出されることはないでしょう。私たちが知らないところで『生きることの尊さを教えた、素晴らしい青年』として思い出されるはずです。

私は彼のことを語るような立場にもいませんが、現在でもたくさんのオーストラリア人が世界中で『死刑』または『死刑の可能性』に直面しています。その人たちのなかには正式な審理も受けれないまま『死刑判決』された方もいるかもしれません。

人は誰でも『罪を犯す』可能性があります。もし『罪を犯したら』償いをする権利はあるはずです。『罪を償ったら』その罪を許すことも必要です。死刑にして許すのではなく、生きて償わせる選択もあって欲しいです。

私も彼のことを『バリナインの死刑囚』としてではなく、『アンドリュー・チャン、生きることの大切さを教えてくれた人』として思い出すつもりです。

アンドリューチャン by ABC News

アンドリューチャン by ABC News

 

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