トニー・アボット首相は生き残れるか?

2月9日、議員総会が行われ、アボット首相の辞任は否決されました。しかし不人気が終わったわけではなく、これからも厳しい状況にあることは間違いありません。特にクインズランド州の選挙結果、労働党が大躍進をしました。これが何を意味するか?アボット首相も国民の声に耳を傾けてください。『アナスタシア・パラスズキュークQLD州首相に就任』

オーストラリアは2代政党制にほとんど近いです。最近はグリーン党(以前はタスマニア島のみ)の進出が顕著に拡大していますが(特に元老院=上院での議席)、保守連合(自由党と国民党=現在政権担当)と労働党があります。

連邦政府は保守連合ですが、州によっては労働党が政権を担当しているところもあります。特に先週選挙が行われたクイーンズランド州は、2012年3月の選挙で、クイーンズランド自由国民党(保守連合)のキャンベル・ニューマン氏が、圧倒的な人気で大勝して州首相になりました。

それから3年経ち、彼の政府に反対するクイーンランド市民は、労働党を選びました。ニューマン前首相は、自分の議席を失い、政界を離れることになりました。

誰もわずか1期で労働党が、政権に返り咲くとは思っていませんでした。それほど前回の選挙の時は、労働党の支持率は、連邦政府レベルでも、州政府レベルでも最低でした。まだ投票数を数え直しているところですが、来週中には確定する思われます。

クイーンランド州の選挙期間中、アボット首相一度も応援に行きませんでした。というかニューマン前QLD州首相が、彼の応援を辞退していたようです。それほど現在アボッツ首相の人気は低下しています。

連邦政府の選挙が最後に行われたのは、2013年9月でした。その頃はクイーンズランド州の選挙結果でもわかるように、労働党の政権に不満を抱えた国民は、保守連合を選びアボッツ首相が誕生したわけです。

あれからわずか2年しか過ぎていませんが、アボッツ首相の支持率は最低と言われています。前労働党のギラード首相の支持率が、最低だった時より低下しています。その時労働党は、ギラード首相の前に首相していたケビン・ラッド氏を党首に選び、首相に返り咲きました。しかしわずか3ヶ月足らずで政権交代する羽目になりました。

なぜアボット首相の支持率が下がったか?2年前の選挙の時に約束したマニフェストを、次から次へ嘘ついています。あの頃に比べてオーストラリアの経済力が下がって、国の収入源が減っているようですが、ABC やSBSへの援助カット、ドクター訪問時に7〜20ドル加算する、大学をすべて独立採算性にするなど、国民にとっては嬉しくないことばかり始めました。

そして『今更いらナイト!!』ーエディンバラ公に『ナイト称号』を贈ると発表した豪首相でお話ししたように、エディンバラ公に『ナイト称号』を贈って、他の議員からもブーイングを受けるほど、リーダーシップがないのを恥晒してしまいました。ということもあり、ここ二週間ほど、『首相交代』がオーストラリアのトップニュースです。

シドニー時間の月曜日午前9時に、自由党の議員が集まり、『党首選び』がおこなわれます。現在通信大臣のマルコム・ターンブル氏が有力候補のようです。外務大臣で副首相のジュリー・ビショップ氏も噂されていますが、さて誰が候補に出て党首に選ばれるか、月曜日が楽しみです。

トニーアボット首相

トニーアボット首相

 

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