『悔いのない人生を過ごす』@アラスカバス事故から10日過ぎて、、、。

私が働いているロッジでバス事故が発生してから10日たちました。5ヶ月のわずかなシーズンしか働いていませんが、いろんなことが生じます。しかし今回のバス事故ほど、働いている人達に大きな衝撃を与えたことはありません。運転していたドライバー、乗車していたロッジスタッフの人生だけでなく、まわりにいる友達や彼らの家族の方々の人生までも変えてしまいました。

運転していたドライバーは私の職場仲間です。同じ部門で働いていると言うこともあり、殆ど毎日顔を見合わせていました。新しいドライバーの訓練をするほど優秀なドライバーでした。彼のガールフレンドも今年からドライバーになり、一緒に楽しい人生を過ごしていました。結婚もまじかと言われ、これからいろいろと計画もあったことでしょう。

事故にあったふたりの女の子は、学校を卒業したばかりでアメリカに憧れて、この夏だけアラスカにあるロッジで働いていました。仕事も楽しんでいたと思いますが、ロッジでいろんな人に巡り会えること、アメリカで暮らせること、仕事が終わったあと旅行をすること。自分の国に戻って就職するまでの、人生の中で一番自由で楽しい時間を過ごしていました。しかしその夢はこの事故で遮断されてしまいました。

亡くなった方のご両親は、『まさか自分の娘に二度と会えない』とは、想像できないと思います。仏教徒のお坊さんを連れて祖国から来られました。事故現場で彼女のを魂を成仏させるために、、、。しかしご両親の心が癒されることはありませんね。家に戻って『帰って来ない娘の部屋を見た時』を考えると胸が痛みます。

重傷した方は退院して、今リハビリを受けているそうです。体のリハビリだけなく心のリハビリも、なかなか癒されるものではありませんが、友達が側についていてくれるそうです。彼女が実家に旅が出来るようになるまで、アンカレッジに滞在すると聞きました。思っていたよりも軽い怪我で良かったと思いますが、彼女の回復を願うしかありません。

あの日三人の人生を変えてしまった事故ですが、防ぐこともできました。あの日私のいるロッジからデナリにあるロッジまで、何台もバスはありました。もしふたりの女の子が他のバスに乗車していたら、事故に巻き込まれることもなかったかもしれません。ドライバーは軽い擦り傷ぐらいですみました。しかし彼が覆った心の傷は、この事故以上に大きいです。

もし彼女らが乗っていなかったら、『バス事故』で終わっていました。こんなに深い心の傷を背負うこともなかったのです。これも運命なのでしょうが、『何故他のバスに乗らなかったの?』と投げかけています。多分自分の責任を攻めながら、『もし、、、、』と問いかけているかもしれません。

亡くなった方のボーイフレンドは、最初一緒に行く予定だったそうです。たまたま休みが取れなかったので、その日は仕事をすることになりました。彼自身『悔やんでも悔やみ切れない』心境にいるようです。最後に話す機会がありましたが、『自分を責めるのではなく、彼女の分も生きてくれる』ことを願うばかりです。

人生半分以上生きた私は、いつも悔いのない人生を送って来たつもりです。若いと思っている人は、『短いはち切れそうなその瞬間を、大切に悔いのないように』過ごして欲しいですね。まだまだ心は若い私は、今日も明日も死ぬその日まで『悔いのない人生を過ごす』つもりです。

ちょっと見難いでしょうが、彼女の部屋だった所にクローバーが飾られていました。多分ボーイフレンドが最後に飾ったのでしょうね。白く見えるのがクローバーの花です。冥福をお祈りします。

彼女の部屋に飾られた花

彼女の部屋に飾られた花

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カテゴリー: アラスカ2014 タグ: パーマリンク

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