『アラスカで停電したら、、』@ロッジの一大事件

アラスカの大自然の中で暮らしていて、『良いねえ』と思っている方も多いと思います。大自然の中で暮らすと言っても、『電気もない、水もない生活』はすることができません。アンカレッジから北へ2時間の所に住んでいますが、この辺りではそんな生活をしている人も多いです。私が働いているロッジも『電気も水も自給する生活』をしていました。と言ってもクルーズ船のお客さんがくるのですから、都会にあるホテルと同じような快適は所です。テレビもあればインターネットや携帯電話もつながりますが、涼しい所なので冷房だけはありません。

そのロッジにオープン以来初めて電気が通ったのが1週間前でした。宿泊客が一番少ない日(一番暇な日)を選んだようです。私はトルキーナのオフィスで働いていたので、そのドラマは見ることができませんでした。それまではディーゼルによるラディエーターで発電していました。ロッジに行く度に『ウーウー』とうるさい音が唸っていましたが、それが『ロッジの心臓』であり、一番大切なものでした。去年ひと夏働いていますが、一時的に電気が切れることはありましたが、『停電になる』というほど騒いだことはありませんでした。

発電するために一週間に1万ドル程『ディーゼル代』がかかるそうです。そのためにロッジに電気を通すことになりました。と言ってもアラスカでは『自分で電線代を払う』ことになります。その電線代が高くて、なかなか『電気に切り替える家』は少ないそうです。デナリ州立公園まで電気が引かれることになり、メインの電線からロッジまで電気を通すことになりました。消費する電気量も多いので、『小規模の変電所』も取り付ける必要があったようですが、2年がかりで電気が通ったのが先週のことです。

昨日起きてインターネットを利用しよと思ったら、インターネットが通じません。いつもは青いランプがつくPCがオンになっていません。前回みたいに壊れたのかと心配しましたが、たまに電気プラグだけ切れていることもあります。コーヒーでも飲もうかと思ったのですが、そちらのプラグも切れています。仕方ないのでテレビのスウィッチを入れたら、これも入りませんでした。ドアーを開けて外を調べると『何処の電気』もついていません。

もしかして停電?まさに恐れていたことが発生したのです。一度電気に切り替えると、『ディーゼル発電』を最稼働させることはできません。もともと電気のバックアップとしての『自家発電』として作られていないためです。これだけはロッジが蠢いても何もできません。自家発電の時はロッジのスタッフで解決することもできたのでしょうが、、。電気会社のスタッフが復旧させてくれるまで、ただ待つしかないんですね。でもアラスカは広大ですから、隣町と言っても50km近く離れています。復旧するまでに時間もかかりそうです。

私は休みでしたが、『洗濯もできないし、インターネットも使えない』ので、トルキーナに行くことにしました。ツアーにでも参加して時間を費やしていたら、それまでに復旧するかもしれません。ロッジにいても仕方ないので、トルキーナに行ったお客さんも多いです。真っ暗でトイレが使えないので、バスをロッジの前に置いて『簡易トイレ』の変わりにしたりしました。電気がなければ暖かい食事もできません。(ガスは危険なので、すべて電気で調理しています。)

15:30に戻って来ましたが、まだ復旧していませんでした。『今日の夕食はどうなるの?』が皆の心配だったようです。人間にとって『食べること』が一番お問題ですよね。水は自給のために問題ありませんでした。シャワーなら一日ぐらい使わなくても良いし、テレビやインターネットもなくても生活できますが、『食べ物』だけはなくせません。長いこと『停電』を経験したことがりませんが、本当に電気に頼った生活をしていることが良くわかります、結局復旧したのは17時過ぎでした。電気が通い明るくなると、ロッジのあきちらこちらから『スタッフの歓声』が聞こえてきました。

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カテゴリー: アラスカ2014 タグ: パーマリンク

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