南アフリカの思い出『ネルソン・マンデラへの追悼』

私が南アフリカに旅行したのは、今から20年前のことです。20年前の南アフリカと現在ではかなり異なっていますが、一番異なるのは、『白人政権』から『黒人政権』に変ってことですね。『ネルソン・マンデラ』が釈放されたのが1990年でした。当時のフレデリック・デクラーク大統領が、『アパルトヘイトを廃止』に努めてくれたお陰です。1991年ANC議長に就任した後、1994年の南アフリカで初めて全人種参加選挙が行なわれ、『大統領』に選出されました。

大統領に選ばれる前の年でしたが、この激動の時期に旅行できて良かったと思っています。彼が大統領に選出されて『すべてが平和に丸く納まった』わけではありません。黒人による暴動は多発して、治安が悪い状態が長らく続きます。現在では暴動は少ないようですが、『世界的に治安の悪い国』のひとつです。私が旅行した頃よりもさらに悪化しているようです。

アフリカ旅行のスタートが『ケープタウン』でした。白人の多いこの街にいると、まるで『オーストラリア』にいるような錯覚に陥りました。気候的にも、地形的にも、対岸のオーストラリア西海岸『パース』を思い出させてくれます。白人が経営するバッパーで、ビールを飲みながら、ケーブルテレビで『クリケット中継』を見ていると、オーストラリア人の日常と同じです。これが英国の植民地だったせいかも知れませんね。台湾に行って『まるで日本にいるみたい』と思うのと同じ気分です。

まだ『白人政権』だったころですが、ケープタウンにいる限り、全く違和感はありませんでした。当時オーストラリアでヘア黒人を見る機会が少なく、最初は黒人が多いのにドキッとしましたが、アメリカだと思えば良いのです。その黒人も3週間も旅行していると慣れて来て、最後にケニアで日本人に会った時は、その能面のような『色の白さと凹凸のない顔』にドキッとしたものです。

治安の悪さを除けば、旅は至って快適でした。アフリカと思えない道路の設備の良さ(当時オーストラリアの田舎より快適でした。)、それと景色の良さ(風光明媚な国のひとつです。)に感動しました。しかし一番感動したのは、7月は南アフリカは真冬だと言うのに、日中は暖かく花が咲き乱れていたことですね。人間が作ったどんなにすばらしい建築物より、自然の営みが一番感動を与えてくれます。

南アフリカではサファリには行きませんでしたが、もちろんお金さえ払えば、すばらしいサファリ旅行ができます。(ケニアより値段が高いのが残念です)でもオーストリッチファームは面白かったですよ。世界で一番大きな鳥に乗る機会もありました。その後オーストラリアのエミューに投資してしまうのですが、、。

マンデラ氏が釈放されてから25年間、南アフリカは大きく変化したのでしょうか?ワールドカップが開催されるまでに発展した国ですが、決してすべてが良好とは言えません。『黒人政権』にはなっても、黒人ひとりひとりが、『充分な教育と安定した生活』を手に入れるまで、国民の幸せを満たすことはできません。まあ国民の不満は何処の国でもありますが、オーストラリアと同じように『安心して暮らせる日』が来ることを願うだけです。

ケープタウンにて@1993南アフリカ旅行

ケープタウンにて@1993南アフリカ旅行

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