PNGで『ビンロウ(ブアイ)』が禁止になる!

パプアニュギニアに行くと、道路に赤いつばをはいたような跡が見られます。私は首都のポートモレスビーにしか行きませんでしたが、人が集まる所では何処でもこの『赤いつば跡』を見つけました。最初はコーラのような飲み物か、アイスクリームでも捨てたのかと思いましたが、そのうちに地元の人が吐いているのを見つけました。

地元の人が笑うと、口の中がまっ赤になっている時がありますが、これはビンロウと呼ばれるヤシの一種だそうです。そしてその実ビンロウジ(地元ではBetel Nut又はブアイと呼ばれています)を、石灰と一緒に噛むと、唾液と混ざってまっ赤になるそうです。ただし体には良くないので、道ばたに吐い出すことになります。

噛んで道路に吐き出した跡

噛んで道路に吐き出した跡

ビンロウジにはアルカロイドが含まれており、タバコのニコチンと同じような作用があるそうです。そのために常用されているようです。常用していると歯が黒くなり、『歯周病』の原因にもなるそうです。さらにひどくなれば、『口腔粘膜の慢性的かつ進行性の炎症』を発症することもあり、さらに『口腔がん』に発展する可能性もあるそうです。 ビンロウジをかむ―害のない習慣?参照

大人だけでなく、女性や子供も噛んでいます。そのためにPNGでは大きなビジネスになっているようです。この実は細くて高い所にしかならないので、木登りの上手な子供がかり出されるようです。海岸に近い所でしか育ちませんが、産地では3粒で10円位なのが、山岳部の高い所では1粒で60円位するそうです。そのためにビジネスとして成り立っているようで、街でも販売している人を見かけました。『儲かる「ブアイ」ビジネス』参照

ブアイ(Betel Nut)をマーケットで売る人

ブアイ(Betel Nut)をマーケットで売る人

さてこのビンロウジの販売が、ポートモレスビーで今月初め禁じられました。これは『タバコの投げ捨て禁止』みたいなもので、『赤いつば跡』が公衆上良くないと言う理由のようです。確かに観光客やビジネスマンも訪問する、首都の道路が汚かったら嫌ですよね。例えで悪いけど、中国に行って『タンを吐いている人』をみかけると嫌になったのと同じですね。

しかし地元の人達には、『習慣はそんなに簡単に止められない』『これを噛まないと怠けているよう』『これを噛んでいると、生きていることが実感できて、仕事もうまく行く』などの意見もあるようです。今まで商売にしていた人達は失業してしまいます。これは大きな打撃になるかもしれません。

実を噛んでまっ赤になった口

実を噛んでまっ赤になった口

来月からポートモレスビー周辺で販売しているのが見つかると、『高い罰金』が課せられるようですが、はたしてもうこの習慣をみることはないのでしょうか?石灰と一緒に噛むと赤くなるので、『赤くならないように噛む』とか『種を飲み込む』などの意見もでているようです。

この習慣はPNGだけでなく、東南アジア、パキスタン、インド、アフリカでも見られるようです。そう言えばケニアでも赤かったような記憶があります。体に悪いけど、『お酒やタバコ』が簡単に止められないのもありますよね。しかしこれがマレーシアの『ペナンの名前の由来になった』とは知りませんでした。オーストラリアでもこのヤシ見たことあるかな?

関連の英語の記事『Off Their Nut In PNG 』写真はすべてこの記事からお借りしました。

 

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