ボストンの爆破事件に思うこと

まだシドニーにいます。明日アメリカに旅立つ私ですが、アメリカの事件は『決して何処かの国の事件』で通り過ぎることはできません。しかし2001年9月11日の事件以来、アメリカで爆破事件や大量殺人事件が起きる度に、『異常なまでに』ニュースが流れるのにはやや抵抗があります。

ボストンマラソンで爆破事件があった日、オーストラリアはすでに『月曜日』でしたが、朝の報道娯楽番組『Today』は、いつもの放送時間を2時間も延長して、このニュースを何度も何度も繰り返し放送していました。さらに全てのニュース時間は普段よりも延長され、まるでオーストラリアで発生したかのようの放送のしかたでした。その背景も分かっていないのに、『テロ事件』と決めつけると、9.11事件の動画まで流れていました。

今朝はそのボストンで、『爆破事件の容疑者の捜査』が行なわれています。ボストンの街は警戒態勢にあり、『一般の住民は鍵をかけて家にいるように』と、当局が勧告されているようです。まるで非常事態ですよね、確かに非常事態とは言え、『たったひとりの犯人を逮捕する』のに、ここまで警戒態勢にする必要があるのでしょうか。そしてまた当時のアメリカではないオーストラリアで、『異常なまでに』放送する必要があるんでしょうか。

容疑者はチェチェン国出身の兄弟のようです。祖国がロシアと紛争で国を追われて、隣国周辺で難民と暮らしていたこともあるようです。ツーリストビザでアメリカに渡り、それからずっとアメリカに住んで、教育もアメリカで受けています。兄26歳はアメリカの市民権を収得し、弟19歳もグリーンカードを収得して、他のアメリカに住む若者と同じように普通の暮らしを続けて居たようです。しかし兄は『アメリカ人の本当の友達はいない』と語っていたようですが、5年前ぐらいから『イスラム原理主義の教え』に少しづつ傾斜していたようです。

どういう『道義的な目的で、爆破に至ったったのか?』は、主導していた兄が、警察との銃撃戦で殺されたので、ハッキリとすることはないかもしれません。現在弟が逃走しています。そのためにボストンが警戒態勢になっています。弟が逮捕され警察の取り調べが進めば、『犯行動機』もハッキリするかもしれません。兄弟の背景だけを見て、『犯行動機を決めつけること』は不可能です。

 

殺された兄 Tamerlan Tsarnaev, 26DEAD

殺された兄 Tamerlan Tsarnaev, 26

逃走中の弟Dzhokhar “Jahar” A. Tsarnaev, 19

逃走中の弟Dzhokhar “Jahar” A. Tsarnaev, 19

 

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